土があると必ず雑草が生えてきます。春以降であれば、刈っても抜いてもあっという間に伸びてきてすぐに草ぼうぼうに元通り、キリがないですね。
かといっても、地面がむき出し一本も生えていない状態も不自然で、しかも草がなければ土埃が舞いますし、雨で土が流れて行ってしまいます。それはそれで問題です。
そんな中で出会ったのが、
「雑草と楽しむ庭づくり」という本でした。
帯には「雑草との上手な付き合い方を教えます」 とあります。
雑草の紹介(雑草がかわいらしく思えてきます)から、役割(彼らにも役割がちゃんとあるんです!)、生かし方 とお付き合いする方法が書いてありました。
中でも、
「高さをそろえて刈り揃えてしまい緑のグランドカバーのように、昭和のはらっぱの風景をつくってしまう。 雑草が全くない状態をつくるにはすべてを抜くしかないが、刈り揃えてしまえばいいのだ 」 という趣旨の記載にはおどろきました。
すべてを抜くのは大変だが、刈り揃えるのならだいぶ精神的に楽になります。
しかもおすすめは「刈り高5cm」
5cmの高さで定期的に刈っていくと そのうちに
〇5cm前後の草しか 生えてこられなくなる
〇地面際で短く刈るより再生スピードが遅い
〇地表への日光を遮り他の種の発芽が抑制できる
〇地表の環境が安定して夏の暑さ対策になり、しかも土壌生物の住処となる
とありました。
5月中頃までに一度刈り、その後2Wに一度程度の刈りこみを毎年つづけると そのうちに1か月に一回程度のペースに落ち着いてくる とのことでした。
昭和の原っぱといえばドラえもんの空き地でしょうか。なかなかよさそうです。
しかも、かいくんと暮らしている特典として、刈り取った草を持っていくと、しっぽふりふり大喜びで大歓迎、 草刈り仕事をねぎらってもらえる というおまけつきです。

おすすめの本です。興味がありましたら是非手に取ってみてください。
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